ご挨拶
栃木県大会の開催にあたって
医療・福祉の場における癒しと治癒力
−癒しから生まれる「豊かさとゆとりと効率」を求めて−
第14回癒しの環境研究会 全国大会栃木大会
大会長 寺野 彰(獨協学園理事長、獨協医科大学名誉学長)
運営代表 齋藤 ゆみ(獨協大学大学院看護学研究科特任教授)
医療・福祉の場における癒しと治癒力
−癒しから生まれる「豊かさとゆとりと効率」を求めて−
第14回癒しの環境研究会 全国大会栃木大会
大会長 寺野 彰(獨協学園理事長、獨協医科大学名誉学長)
運営代表 齋藤 ゆみ(獨協大学大学院看護学研究科特任教授)
第14回癒しの環境研究会全国大会は幕末期に関東諸藩で初めて学術的「解体正図」を作成し、「日本初めての看護人が誕生」した医療の街、壬生の獨協医科大学において開催されます。そこで今回の大会テーマは 医療・福祉の場における癒しと治癒力―癒しから生まれる「豊かさとゆとりと効率」をもとめて としました。
今、医療福祉の分野では到来する超高齢化社会への対応と高騰する医療費の削減が大きな問題となっています。その対策として地域包括医療による新たな地域医療システムが求められています。この課題への対処には二つの方向があると考えます。つまり、地域の基幹病院―地域の病院・医療施設―在宅看護施設などの新たな社会システムの連携という大きな流れと、もう一方はその流れの中における、地域力や医療多職種の効率的機能連携による継続的個別ケアの推進です。
この二つの方向から期待されるアウトカムは、各施設間・医療多職種・患者・家族相互のコミュニケーションを基盤とした効率の良いあるべき連携によって、医療者にとってはそれぞれの専門に応じた本来の役割を果たすことができ、仕事量の偏重と過剰診療の減少、慢性疾患患者の減少によって、専門職としての誇りやゆとり、達成感や生きがいを取り戻すこと。また、高齢化に伴う圧倒的数の疾病予備軍や慢性疾患患者にとってはセルフケア力の涵養を目標とする全人的個別の医療・ケアによって、高いQOLを維持しながら健康寿命が延長することです。
これらを可能にする原動力は人を「癒すこと=やさしさ」という医療の原点から生まれることなくして可能でしょうか。
また、今、地域では核家族化と少子化の中で社会から孤立した高齢者や子供達が虐待を受ける出来事、学校でのいじめや若年者の自殺など悲惨な心理・社会的な出来事が多発しています。これらの解決にも「癒すこと=やさしさ」という医療・福祉の根本原理が無関係ではないと考えます。
今大会では医療・福祉の場から発せられる「癒し」のいとなみが、私たち人間すべてが持っている力、すなわち、「治癒力」、復活する力「レジリエンス」を引き出し、人々が幸せと生きがいを感じる社会の呼び水になることを期待したいと考えております。
今、医療福祉の分野では到来する超高齢化社会への対応と高騰する医療費の削減が大きな問題となっています。その対策として地域包括医療による新たな地域医療システムが求められています。この課題への対処には二つの方向があると考えます。つまり、地域の基幹病院―地域の病院・医療施設―在宅看護施設などの新たな社会システムの連携という大きな流れと、もう一方はその流れの中における、地域力や医療多職種の効率的機能連携による継続的個別ケアの推進です。
この二つの方向から期待されるアウトカムは、各施設間・医療多職種・患者・家族相互のコミュニケーションを基盤とした効率の良いあるべき連携によって、医療者にとってはそれぞれの専門に応じた本来の役割を果たすことができ、仕事量の偏重と過剰診療の減少、慢性疾患患者の減少によって、専門職としての誇りやゆとり、達成感や生きがいを取り戻すこと。また、高齢化に伴う圧倒的数の疾病予備軍や慢性疾患患者にとってはセルフケア力の涵養を目標とする全人的個別の医療・ケアによって、高いQOLを維持しながら健康寿命が延長することです。
これらを可能にする原動力は人を「癒すこと=やさしさ」という医療の原点から生まれることなくして可能でしょうか。
また、今、地域では核家族化と少子化の中で社会から孤立した高齢者や子供達が虐待を受ける出来事、学校でのいじめや若年者の自殺など悲惨な心理・社会的な出来事が多発しています。これらの解決にも「癒すこと=やさしさ」という医療・福祉の根本原理が無関係ではないと考えます。
今大会では医療・福祉の場から発せられる「癒し」のいとなみが、私たち人間すべてが持っている力、すなわち、「治癒力」、復活する力「レジリエンス」を引き出し、人々が幸せと生きがいを感じる社会の呼び水になることを期待したいと考えております。
プログラム概要
次にプログラムの構成を概略説明いたします。
基調となる特別講演を2題、シンポジウム2題、教育講演1題を用意しました。
特別講演T
日本古来の生活様式である里山と人の調和を研究されている獨協大学学長 犬井正教授による「環境共生と癒しー里山の自然環境と人の調和」をテーマに人の生活における自然からの癒についてお話を頂きます。
特別講演U
医学・医療の原点に立ち返って、現在の地域医療を見つめておられる国立国際医療研究センター 名誉院長、医療法人社団堀ノ内病院地域医療センター 小堀鷗一郎先生に医療における「癒し」(仮)についてお話をいただきます。
また、本大会テーマに真正面から立ち向かうために2つのシンポジウムを用意しました。
シンポジウムT
21世紀後半から22世紀に向けての病院・大学病院の姿
―「癒しの場としての医療現場」を考える―
22世紀に向けて病院の姿はどうあるべきかについて三つの領域から6人の先生方に語っていただきます。
そこから見える病院の姿とはどんなものになるでしょうか。ワクワクしてきませんか?
1)大学の地域貢献と癒し
@獨協医科大学看護学部 六角僚子 先生
A文星芸術大学 中村寿生 先生
2)地域医療構想と癒し:病院の機能転換
@獨協医科大学病院 総合内科医師 志水太郎 先生
Aとちぎ訪問看護ステーションみぶ 所長 藤田みかる氏
3)グリーンホスピタルと癒し:環境とエネルギー効率
@千葉大学大学院 中山茂樹 先生
A前御前崎病院放射線技師 塚本隆男 先生
シンポジウムU
テーマを「医療の効率化とゆとりと癒しのシステムの創造」としました。シンポジウムの前半は国からの医療改革の課題に対してより現実的な解決策を求めるべく、地域、教育、病院の3つの分野に分かれてワークショップを行い、後半ではワークショップで得られた提言をそれぞれの分野の代表による基調講演およびフロアの参加者との活発なディスカッションによって、新しい医療・福祉民主主義に基づいた解決への方向性を見出していこうと考えています。どなたでも参加して頂いて、日頃考えている意見を自由に述べて頂くセッションです。
シンポジウムU 前半
「医療の効率化とゆとりと癒しのシステムの創造」
地域・教育・病院の3部門の課題提起とワークショップ
シンポジウムU 後半
「医療の効率化とゆとりと癒しのシステムの創造」
地域・教育・病院の3部門でのワークショップの成果を発表
コメント:武久洋三(日本慢性期医療協会 会長)
教育講演
テーマを「医療者の癒しとエンパワメント」としました。
演者:山口重樹(獨協医科大学麻酔科学 教授)
Carolyn S. Melby,( PhD, ANP、元聖路加大学客員教授)
公開講座
さらに今回は地域の方々にも向けた公開講座を開催します。講師として日本全国に拠点を持ち、最近では米国においても活動の拠点を構えてホースセラピーを推進されている他力サンガ発起人のよりた かつひこ氏をお招きしております。また、本公開講座は講演だけではなく、地域の子供たちに向けてホースセラピーのデモンストレーションをご披露いただくことを予定しております。獨協医科大学に初めて仔馬が登場するのです!
会員の皆様、一般の参加者のみなさん、地域の皆さん、本大会では是非、ご一緒に「癒しの環境」についてあれこれ考え、幸せと感動の時間を共有しようではありませんか。
一般演題
癒しに関するどのような演題もエントリー可能です。日頃の研究成果をどしどしお寄せください。今後の研究の萌芽となるような段階の発表も歓迎です。これまでに本研究会で発表された演題例を以下にお示しします。
1)ホスピタルアートと癒し
2)動物と癒し
3)音楽のいやし
4)自然の癒しと治癒力
(1)リハビリと自然の癒し
(2)看護と癒し
(3)園芸と癒し
5)医療・福祉の環境と癒し
6)その他
―「癒しの場としての医療現場」を考える―
22世紀に向けて病院の姿はどうあるべきかについて三つの領域から6人の先生方に語っていただきます。
そこから見える病院の姿とはどんなものになるでしょうか。ワクワクしてきませんか?
1)大学の地域貢献と癒し
@獨協医科大学看護学部 六角僚子 先生
A文星芸術大学 中村寿生 先生
2)地域医療構想と癒し:病院の機能転換
@獨協医科大学病院 総合内科医師 志水太郎 先生
Aとちぎ訪問看護ステーションみぶ 所長 藤田みかる氏
3)グリーンホスピタルと癒し:環境とエネルギー効率
@千葉大学大学院 中山茂樹 先生
A前御前崎病院放射線技師 塚本隆男 先生
シンポジウムU 前半
「医療の効率化とゆとりと癒しのシステムの創造」
地域・教育・病院の3部門の課題提起とワークショップ
シンポジウムU 後半
「医療の効率化とゆとりと癒しのシステムの創造」
地域・教育・病院の3部門でのワークショップの成果を発表
コメント:武久洋三(日本慢性期医療協会 会長)
演者:山口重樹(獨協医科大学麻酔科学 教授)
Carolyn S. Melby,( PhD, ANP、元聖路加大学客員教授)
会員の皆様、一般の参加者のみなさん、地域の皆さん、本大会では是非、ご一緒に「癒しの環境」についてあれこれ考え、幸せと感動の時間を共有しようではありませんか。
1)ホスピタルアートと癒し
2)動物と癒し
3)音楽のいやし
4)自然の癒しと治癒力
(1)リハビリと自然の癒し
(2)看護と癒し
(3)園芸と癒し
5)医療・福祉の環境と癒し
6)その他
大会概要
大会テーマ:「医療・福祉の場における癒しと治癒力」
−癒しから生まれる「豊かさとゆとりと効率」をもとめて−
日 時: 2016年11月19日(土)〜20日(日)
場 所: 獨協医科大学創立30周年記念館
栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地
アクセス: 獨協医科大学HP
大会長: 第14回癒しの環境研究会 全国大会(栃木大会)
獨協学園理事長・獨協医科大学名誉学長 寺野 彰
運営代表: 獨協医科大学大学院看護学研究科 特任教授 齋藤 ゆみ
事務局: 第14回 癒しの環境研究会 全国大会(栃木大会)事務局
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地
獨協医科大学看護部
Email:iyasitotigi@gmail.com
TEL:0282-86-1111 担当者:(内線:5281)齋藤、(内線:5167)高橋
※お問い合わせは、なるべくメールでお願いします。
参加申込: 2016年 5月2日(月)から 9月30日(金)まで、このホームページにて受付
参加費/懇親会費振込み期日 平成28年9月30日(金)まで
事前受付 | 当日 | |
参加費(会員) | 5,000(一日参加3,000) | 6,000(一日参加3,000) |
参加費(非会員) | 6,000(一日参加3,000) | 6,000(一日参加3,000) |
参加費(学生) | 1,000 | 1,000 |
懇親会費 | 3,000 | 3,000 |
一般演題登録:2016年5月2日(月)から2016年 9月20日(火)まで受付
「一般演題登録」ページからご送信ください。
【一般演題募集期間】
申込開始 平成28年5月2日(月)から
申込締切 平成28年9月20日(火)まで
懇親会: 日時:平成28年11月19日(土) 研究会終了後
時間:17:30〜20:00
会場:未定
会場周辺を予定 決定次第お知らせいたします。
大会プログラム
2016年11月19日(土)
2016年11月20日(日)
会場のご案内
会場:獨協医科大学創立30周年記念館
住所:栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地
アクセス:獨協医科大学HP
※栃木全国大会にお車でご来場する場合は、教職員駐車場西側を無料で ご利用いただけます。
電車を利用する場合
・東武線「浅草駅」より約2時間
浅草より東武日光線快速又は区間急行で「新栃木駅」にて東武宇都宮線に乗り換え
「おもちゃのまち駅」西口下車徒歩約15分(バスにて約3分「獨協医科大学病院前」下車)
・東北新幹線「宇都宮駅」より、市内バスにて「東武宇都宮駅」(約10分)へ
「東武宇都宮駅」より東武宇都宮線にて「おもちゃのまち駅」西口下車徒歩15分
・東北新幹線「宇都宮駅」よりタクシーにて約35分、同「小山駅」よりタクシーにて45分
・JR東北本線「石橋駅」よりタクシーにて約15分
高速道路を利用する場合
・東北自動車道から栃木都賀JCT経由
北関東自動車道「壬生IC」から3分
※壬生ICと本学を直結した「インター北通り」が開通
・東北自動車道「栃木IC」から30分
・東北自動車道「鹿沼IC」から30分
宿泊斡旋のご案内
第14回癒しの環境研究会 全国大会栃木大会に当たり、ご参加される皆様が安心してお泊りいただけるホテルをご用意
させていただきました。いずれのホテルも会場となる壬生の獨協医科大学に行かれるのに便利な東武宇都宮駅より徒歩数分の所に立地しております。
詳細は下記をご覧下さい。
お問合せ先:
第14回 癒しの環境研究会 全国大会(栃木大会)事務局
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地
獨協医科大学看護部
Email:iyasitotigi@gmail.com
TEL:0282-86-1111 担当者:(内線:5281)齋藤、(内線:5167)高橋
第14回 癒しの環境研究会 全国大会(栃木大会)事務局
〒321-0293 栃木県下都賀郡壬生町北小林880番地
獨協医科大学看護部
Email:iyasitotigi@gmail.com
TEL:0282-86-1111 担当者:(内線:5281)齋藤、(内線:5167)高橋
※お問い合わせは、なるべく、下記フォームに入力の上送信下さい。